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白い朝

寝ずの番を終えて、
さよならの朝がくる。

靄の立ち込める、10時。

遠くに見える木々が
ぼんやりと霧の中に沈んでいる。

バスは進む。

祖母の体を自由にする炎。

2時間も経てば、
重い肉体を捨てて
真っ白で軽くなった姿。

優しく運ぶと
陶器の容器の中で、
「ことっ」と澄んだ音をたてる。

自由になったね、
自由になったんだね。

両掌に伝わる熱に
穏やかな気持ちになる。

でも、
とても心細い。
by kotobagram | 2013-12-05 23:53 | ひとりごと
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